2022/08/24
論文発表(マゴットセラピーのための新規医療用ウジの同定と評価)
マゴットセラピー(医療ウジ治療法)に適したウジの選抜、およびヒト組織を用いたウジの評価方法を、世界で初めて確立しました。マゴットセラピーは、ハエのウジ(マゴット)を利用して潰瘍や難治性創傷を治療する方法です。本研究では、このマゴットセラピーに適したウジを野外から採取し、ヒト組織を用いてウジに対して試験をおこない、それぞれのウジの治療への適性を評価することに成功しました。この方法を適用することによって、マゴットセラピーによる治療効果が飛躍的に高まることが期待されます。論文はこちらから。
2022/05/23
論文発表(蚊の体内でのシュードウイルス産生)
蚊の体内で、人為的にシュードウイルスを産生させることに成功した研究成果がFrontiers in Tropical Diseases誌に発表されました。通常はシュードウイルスは増殖能を持ちませんが、蚊に予めウイルスタンパク質を発現させておくことで、蚊の体内でだけ増殖します。蚊を使ったワクチン接種技術につながる成果です。論文はこちらから。
2022/04/15
フィールドワーク(マダニ採集)
約3年振りに、マダニ採集を実施しました。当講座が定点観測地としている鹿児島県大隅半島において、SFTSウイルスの媒介者であるタカサゴキララマダニを狙っての3日間の採集でした。今回は、初めて「葉の上に乗って待機するタカサゴキララマダニ」に遭遇し、一同で喜びました。
2022/04/01
大手先生がパーマネントに
4月1日付けで大手学講師が本学のパーマネント職に移行しました。今後は研究と教育の両輪での活躍に期待します!
2022/03/31
Team COVID-19 PCRセンターの検査業務終了
熱帯医学講座が中心となり、本学附属病院の新型コロナウイルスのRT-qPCR検査を担当してきた「Team COVID-19 PCRセンター」の業務が3月31日を以て終了しました。2020年2月15日から足かけ約2年、検査した附属病院の検体数は1万3000件を超えました。基礎系講座として、附属病院の診療に貢献する機会を得たことに感謝!
2022/03/26
佐久間講師ご退職
佐久間知佐子講師が3月末を持って退職することになりました。7年間、ヤブカの吸血機構について先駆的な研究成果を積み重ね、当講座のエソロジー研究を大いに発展させてくれました。4月からは神戸の理研BDRで引き続き蚊の研究を続けます。益々のご活躍を!
2022/03/07
論文発表(ジカウイルスvDNA)
ジカウイルスのvDNAに関する論文がFrontiers in Tropical Diseases誌に掲載されました。RNAウイルスであるジカウイルスが、蚊の体内においてDNAフォーム(vDNA)が作ることを世界で初めて示しました。論文はこちらから。
2021/11/26
還暦の祝い
石渡賢治教授がご還暦となりました。おめでとうございます!コロナ禍で集まってのお祝いは叶わず、ウェブで代替しました。石渡先生らしく、60本のバラ、赤いキャップにTシャツが贈られました。
2021/11/04
ベストペーパー賞を受賞
青沼宏佳講師のジカウイルス検出法開発の論文がTropical Medicine and Health誌の2020年ベストペーパー賞に選ばれました!おめでとうございます。論文はこちらから。
2021/09/29
訃報(大友弘士先生)
当講座2代目教授で、本学客員教授の大友弘士先生が令和3年8月8日(日)にご逝去されました。享年85歳。大友先生は熱帯病治療薬の開発研究班を長らく率いて、当時は多くがオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)であったマラリア治療薬の本邦での承認・普及にご尽力されました。心からのご冥福をお祈り申し上げます。
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